Webマガジン「日刊サイゾー」が恥ずかしい日本語のミス・・・”役不足”の使い方

社会

Webマガジン「日刊サイゾー」は9/10 【2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』主演の吉沢亮、小物過ぎる配役に「受信料返せ」の声】という記事で、NHK大河ドラマの次回作に若手俳優である吉沢亮が抜擢されたことを報じました。

記事では、吉沢亮は近年人気が順調に上昇しており、現在放送中の朝ドラ「なつぞら」で主人公なつ(広瀬すず)の幼馴染の天陽役を演じてブレークを果たしており、起用のタイミングとしては一理あるとは論じていますが、NHK大河ドラマの歴代の主役にはもっと大物を起用するのが一般的であり、若手や中堅どころを起用した作品は「時期尚早」という声もあがり、視聴率も低迷してきた過去があることを明かしました。

今回の吉沢亮の起用も明らかに「時期尚早」であると語ります。

「大河の主演は“大物”が務めるものだというのが通例でした。近年、『平清盛』(12年)の松山ケンイチや、『花燃ゆ』(15年)の井上真央、『西郷どん』(18年)鈴木亮平といった、発展途上の中堅どころが起用された際も、やはり“時期尚早”の声が多数聞かれました。案の定、この3作品は視聴率的にも歴代の大河史上ワースト1位から3位となり、低迷しました。放送中で、低調な視聴率が続く『いだてん~東京オリンムピック噺~』の中村勘九郎、阿部サダヲも“役不足”感が否めません 。来年の『麒麟がくる』の長谷川博己は問題ないでしょうが、さすがに若手の吉沢が主演では“小物”感が強く、かなり厳しいでしょうね」(テレビ誌ライター)

2021年NHK大河ドラマ『青天を衝け』主演の吉沢亮、小物過ぎる配役に「受信料返せ」の声|日刊サイゾー
 2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』の主演に若手俳優・吉沢亮が大抜擢を受けることが発表されたが、この報に首を傾げる視聴者が多いようだ。 それも無理...…

ここで“役不足”という言葉に注目していただきたい。

役不足とは

①俳優などが与えられた役に満足しないこと

②能力に対して、役目が軽すぎること

を表す言葉で、もっと大きな役割を与えるべきだという想いを表現する際に使われます。

ここで今回のこの言葉の使い方を見てみると、大河ドラマには大物を使うべきであり、

中村勘九郎、阿部サダヲは役者として大物とは言えず、役が大きすぎることを表現しようとしているのですが、そこで“役不足”という言葉のを使うのは、使い方として真逆になってしまっています。記事の文章をそのまま訳すと、

中村勘九郎、阿部サダヲも“役不足”感が否めません 。

⇒中村勘九郎、阿部サダヲにももっと大きな役を与えるべきでした。

となってしまいます。これでは文章がちぐはぐです。この場合、“役不足”ではなく“力不足”という言葉を使うのが正しいと思われます。

 

実は、「役不足」という言葉の意味・用法については、日本国民の約半数が間違って覚えているという調査結果もあるほど、間違いやすい日本語として有名なのです。とはいえ、文章を書くことを生業とするライターさんがこんな初歩的なミスをするのはとても恥ずかしいし、記事をチェックしているはずの編集部全体のレベルも疑われてしまいます。ちゃんとお勉強しましょう。

 

 

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