米軍基地の辺野古移設に関する沖縄の県民投票が終わり様々な意見が出ている中で、ウーマン村本氏の発言が例によって叩かれまくってるのでご紹介。
沖縄も村本もあまりに圧をかけるなら独立しちゃうぞ。沖縄は日本の宝。村本は吉本の宝よ。
— 村本大輔(ウーマンラッシュアワー) (@WRHMURAMOTO) February 26, 2019
村本が吉本の宝かどうかはさておき、沖縄に圧力をかけたら独立しちゃうぞという発言。沖縄出身でもなく沖縄の政治家でもない彼からの発言に、当然のごとく非難が殺到している。
沖縄県民ですが迷惑です。
沖縄県民が独立したがっているみたいな誤った認識を広めるのはやめて下さい。沖縄独立を叫んでいるのはほとんど県外の無関係な方々です。— T-MAN (@TMAN92442549) February 27, 2019
沖縄は独立しません。お願いします変な事言わないで
— 匿名係長(無職) (@super_freeman) February 26, 2019
橋下徹氏の著書による「沖縄独立」への言及
「沖縄独立」というキーワードが最近出回るようになったきっかけの一つとして、橋下徹氏の著書で「沖縄が本気で国と喧嘩するには辺野古移設ではヌルい。沖縄独立くらいのテーマが必要」と述べていることがメディアで取り上げられたことが挙げられる。
しかし橋下氏の提案の背景には、民主党政権となった鳩山内閣を始め、これまで沖縄の諸問題について政府が真剣に向き合ってこなかったという歴史があり、今のタイミングで政府に沖縄に目を向けさせるための「手段」として独立という例を出しているだけであり、沖縄が独立するということを「目的」として挙げているわけではない。
以前から「沖縄独立論」という論争はあるにはあるが、これらも「沖縄が独立することは法律的に可能か?」「もし独立したら経済的にやっていけるのか?」「もし独立したら沖縄・日本の国防の観点でどうなるか?」といったように、独立は出来るかどうかといった学術的な議論が中心に行われているに過ぎず、何等かの理由があって「独立すべき」という提案をしているわけではない。
Twitter上での反応
Twitter上でハッシュタグ#沖縄独立 を検索してみても、「よくわかんないけど文句があるなら独立しちゃえば?」といったような軽いノリでの発言がほとんどであり、沖縄在住で、どうしても独立して欲しい理由があるという発言は全然見当たらない。
つまり、「沖縄独立」というキーワードは、沖縄県民以外が勝手に広めた概念であり、沖縄県民が熱望しているわけではないということに注意するべきだ。
「黒幕は中国」という陰謀論
また、以前から「沖縄が独立するよう中国が裏から手を回している」というような流言もあり、今回の辺野古移設の県民投票結果のニュースを沖縄タイムスが中国語で発信したことを受け、いよいよ「やっぱり黒幕は中国か?」という声も上がったが、中国側にしてみれば迷惑な話なようで、
2019年2月26日、中国メディアの観察者網は、沖縄タイムスのサイトが25日、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる県民投票結果を中国語で発信し、「中国と通じている」とのレッテルを貼られたと報じた。
参考記事:https://www.recordchina.co.jp/b690898-s0-c10-d0054.html
というように、「寝耳に水」な様子。
アメリカほどではないが日本にも陰謀論者は一定数おり、こういった層が過剰反応しているとみるべきではないだろうか。
何にしても、沖縄が独立しようとしている事実は無いので、冷静に見守る必要がある。
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