小中学校へのスマホ持ち込みに賛否両論 著名人の意見・各国の規制状況と理由などまとめ

社会

元衆議院議員でタレントの杉村太蔵(39)が24日、TBS「サンデー・ジャポン」に出演し、小中学校へのスマホ持ち込み問題についてコメントした。

「歩きスマホの痛ましい事故が増えるってことが心配だし、もしスマホが解禁になったら学校に持ち込む物品の中で桁違いで高額商品になる。やっぱりいじめの温床になる」

と、自身は大反対していることを明かした。

小中学校へのスマホ持ち込みの動きの発端となったのは、昨年の大阪北部地震の際などに、緊急時の連絡手段としてスマホを児童・生徒に持たせたいという要望が保護者などから多数上がっていたことにある。これを受けて大阪府教育庁が2019年4月から小中学校へのスマホの持ち込みを認めると発表し、賛否両論が巻き起こっている。

ここで、各意見について取り上げてみよう。

尾木ママ【反対】

本人ブログで痛烈に批判している。

カバンの中に入れて登下校
学校ではカバンの中に自分で保管する

学校任せ
家庭任せ
子ども任せ

なんと無責任
なんとSNSへの無警戒

子どもたちが責任持って管理できる
とか

いじめに使わないとか

学校でこっそり使わないとか

中学生が昼休みや授業中に使わないなんて

大阪
教育委員会は本気で考えているのでしょうか!

引用元:https://ameblo.jp/oginaoki/entry-12441243828.html

また、以下のように「容認するならスマホ教育徹底が必要」とも訴えている。

大胆に持ち込み容認するなら

学校でのスマホ教育を徹底することが不可欠であり

大阪のように家庭へ丸投げなんて

信じられない愚策と

言わざるを得ないです!

さらに、「スマホ依存症」についても懸念している。

スマホ依存症は若いほど深刻

薬物依存症と同じ働きをします!

脳も破壊されます!

保護者にスマホリテラシーをわが子に教える力は

ほとんど期待できません!

 

藤田ニコル【賛成】

上記24日、TBS「サンデー・ジャポン」で同じく出演した藤田ニコルは、以下のように賛成していることを明かしている。

「スマホがなくていじめられたらっていわれるじゃないですか。いじめは全然関係ないかなって思って。逆にそういう(いじめの)動画を撮っておく人がいるじゃないですか。逆にいじめの防止にもなるし、明確にもなるかなって」

藤田ニコル、小中学校への持ち込みに「わたしは賛成」
 モデルでタレントの藤田ニコル(21)が24日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜前10・0)に出演。文部科学省が、携帯電話やスマートフォンの小中学校への持ち込みを原則禁止した通知を見直す方向で検討を始めることを受けて、私見を語った。

 

堀江貴文【賛成】

堀江貴文氏はtwitterで以下のようにコメントしている。

 

 

Yahooオリジナル映像【賛成多数】

街頭インタビューによると、賛成意見の方がはるかに多かったという。

賛成理由としては、

「今はスマホがなくてはならない時代」「使い方も学校を通して学んでいければ」と活用を肯定する方もいれば、「規制をするのは難しい」

というものが多かった。

引用元:https://videotopics.yahoo.co.jp/video/vtps/274218

 

各国の方針

ここで、各国の方針についてまとめてみました。

アメリカ:持ち込み禁止の規制は緩和傾向

米国立教育統計センターが行なった学内の犯罪と安全の調査によると、学校がスマホの持ち込みを禁止していた割合が、2009年には91パーセントだったにも関わらず、2016年には66パーセントに下がっており、かつてほど厳しく制限していない。

ただし、アメリカの場合は子供を狙った犯罪が多く、保護者が子供の安全を最優先したいという声が高まっているためにスマホを持たせているというケースがほとんどとのこと。

日本の場合は「災害による子供の安全を」という声が発端となっているので、微妙に論点が異なるところは注意が必要。

 

フィンランド:規制なし。というか校則もほとんどない。

世界で最も学力が高いとされるフィンランドでは、スマホ持ち込みに関するルールどころか、校則すらもほとんどなく、自由に学ばせるスタイルが定着している。

みんなの動画 on Twitter
“これが世界一学力の高い国フィンランドの学校の考え方か。 めちゃくちゃおもしろい ”

 

ただし、この件に関して、フィンランドでの教育現場でインターンに参加してきた方が以下のような記事を公開していて、注目する点がある。

フィンランドの学校では自由が多く、校則やルールはほとんどありません。授業中であっても、スマホを手にゲームやSNSで遊んでいる生徒も中にはいます。先生は、カバンにしまうように指示したり、すぐには注意しなかったり、授業前に一旦預かったりと、それぞれです。
それでも、どうしてもモチベーションを下げる要因になってしまってることに悩んでいる先生もいます。

 

国からの教育予算は年々減り、人手が足りないという問題も抱えています。現場にいる先生はいくら個人に合わせた教育をしようを思っても、一人で対応し切れないことは当然あります。本当はもっと支援をする大人がいるといいけれど、予算が十分にないので難しいという話も耳にしました。

引用元:https://note.mu/little_tonttu/n/naf9e3010e3b8

確かに、生徒一人一人に対してスマホを注意していては授業が成り立たないという状況も想定できる。このあたりは現場の教師本人にも意見を聞く必要があるだろう。フィンランドですらこういった状況があるということは、国や行政のサポートの薄い日本では現場の教師にこういった問題も丸投げになり、ただでさえブラック化が問題になっている学校教師の勤務状況が悪化する可能性すらある。

 

フランス:スマホ禁止 法案は62対1の圧倒的多数で可決

スマートフォンやタブレットといった電子デバイスを小中学校へ持ち込むことを禁止する法案が可決され、2018年9月から施行されている。

この法案は、児童や生徒を「インターネット中毒」から保護することを目的としたもので、エマニュエル・マクロン大統領が大統領選の公約として掲げていたものの1つでもあった。

 

中国:法規制はなく学校側で判断

中国の学校でスマホを規制している例で、規制する理由として興味深いものがあったので紹介。

南京市第一中学では、数年前に「学生がスマホを携帯して学校に立ち入ることを禁じる」保護者への通達を発表、学生が校内でスマホを使用することを禁じているが、学生と保護者の連絡のために、各学級に2台のガラケーを提供している。

「学生がスマホを学校に持ち込むのは通信手段としてばかりではなく、ゲーム、或はブラウジングを目的としている可能性があり、学習に影響を与える」と、南京一中校長憂小平は言う。保護者への通達を出したのち、多くの保護者はこれを肯定、支持しており、大部分の学生は規則を遵守しているという。

引用元:https://smhn.info/201808-prohibition-of-smartphone-at-school-in-china

確かに、保護者との連絡のためならスマホではなくてもいいはずで、そのためにガラケーを設置するというのは合理的ではある。ただ、クラスに2台では登下校時に各自が持つことはできないので、災害や事件に巻き込まれたときの緊急連絡には使えないだろう。

それに、通信手段としてよりもゲーム目的となっていることが実態というのも、日本でも十分あり得る話。

 

日本での懸念:LINEいじめ

日本で特に流行しているSNSであるLINE。この中でいじめが行われる例が数多くある。

これを、「スマホがあるからいじめが起きる」という考え方は論点がズレてはいる。スマホがあろうがなかろうが、いじめは起きるし、起こしてはいけないのはもちろんなんだけど、それでも、いじめが発生させやすい状況を作ってしまうことは注意しなければならない。

 

まとめ

学校へのスマホ持ち込み問題、本当に賛否両論が世界各国でも分かれており、それぞれのお国柄や事情もあった。日本で持ち込みを容認する場合も、様々なデメリットがあることだろう。そしてそのデメリットに対し、国や行政がきちんと施策や予算を準備して丁寧に対応することが不可欠であり、決して現場に丸投げしてはいけない問題だということがわかった。つまり、持ち込みを賛成する場合でも反対する場合でも、もっと実際の教育現場に目を向ける必要があるということだろう。

難しい問題ではあるが、あなたの意見を是非聞かせてほしい。

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